保険と自費の入れ歯の違い
保険の入れ歯と自費の入れ歯の違いがあまりわからない方は多いと思います。また、高いだけでそんなに違いがないと思われる方が多いことは事実です。
保険と自費の入れ歯は使用感や耐久性に大きく違いがあります。詳細は下記の表を確認して下さい。
- 保険の入れ歯
- 自費の入れ歯
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密着度(外れやすさ)
- やや外れやすい
- 外れにくい
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噛み合せ
- 不具合を起こしやすい
- 理想的な噛み合わせにできる
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見た目(部分入れ歯)
- 金属の金具が目立つ
- 金属の金具なし
または金属が目立たない
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見た目(総入れ歯)
- 素材が限られているので
やや不自然 - 自然の歯や歯ぐきの色に近い
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発音
- やや発音しづらい
- 発音に支障はない
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耐久性
- 使い続けると変形やガタつきこまめな調整が必要
- 長く使える
(個人差はあります)
歯を失った時の治療法①インプラント
インプラントは、歯を失った箇所に人工歯根を埋め込み、その上にセラミックなどの人工歯を取り付けて、欠損歯を補う治療法です。歯根部に使われる材質は、チタンやチタン合金ですが、金属アレルギーなどは引き起こしにくいと考えられています。
インプラントのメリット
インプラントは異物感が少なく、咬合力も天然歯と同じくらいです。見た目もほぼ天然歯と変わりありません。 隣の歯を削る必要もないので、周りの歯や歯茎に与える影響はありません。10年後、インプラントが正常に機能している確率は、90%以上とも言われています。
インプラントのデメリット
インプラント埋入には、外科手術が必要ですが、手術には神経損傷などのリスクを伴います。インプラントは保険適用外となるため、費用は高額です。 インプラント治療においては、インプラントを埋め込む歯槽骨が残っていないと、埋入できません。歯槽骨がない場合、顎の骨の一部を移植したり、骨の再生手術を行う必要があります。 骨粗鬆症の方や、高血圧、糖尿病などの持病をお持ちの方も、インプラント治療できない場合があります。
歯を失った時の治療法②ブリッジ
ブリッジは、両隣の歯を土台にして欠損歯を補う人工歯で、両隣の歯に被せる冠と一体で作られます。
ブリッジのメリット
ブリッジは、インプラントのように外科手術を必要としません。治療期間も短くなるといったメリットがあります。 ブリッジは取り外さない固定式で、異物感が少なく、天然歯に近い噛み心地です。材質によっては保険適用外となりますが、審美性に優れた材料を使うことも可能です。
ブリッジのデメリット
ブリッジを支えるためには、欠損した両隣の歯を削らなくてはなりません。支える歯に負担がかかるので、虫歯や歯周病になるリスクが高く、耐用年数は8年程度となっています。食べカスも詰まりやすいことから、口の中が不衛生になりやすいといった点もデメリットとして挙げられます。
歯を失った時の治療法③入れ歯
入れ歯には、総入れ歯と部分入れ歯があります。 歯が1本も残っていない場合は、歯茎と粘膜で安定させる総入れ歯で欠損歯を補います。総入れ歯は人工歯と床でできており、粘膜と床が吸着することで安定します。 自分の歯が残っている場合は、部分入れ歯となり、残った歯に金属などを掛けて、入れ歯を支えます。
入れ歯のメリット
入れ歯のメリットは、手術の必要がなく、治療期間が短い点にあります。また、ブリッジのように、健康な歯を削ることもありません。 インプラント治療できない場合でも、入れ歯で欠損歯を補うことが可能です。保険の入れ歯は費用を抑えられますが、デメリットを大幅に改善した保険適用外の入れ歯もあります。
入れ歯のデメリット
入れ歯は異物感が大きく、安定しないといったデメリットがあり、咬合力も天然歯に比べてかなり落ちます。発音しにくくなる場合もあります。 食べ物が入れ歯の下に入りやすかったり、部分入れ歯と接触する部位が虫歯になりやすく、毎食後に清掃が必要です。
人工歯には、それぞれメリット・デメリットがありますので、長所だけでなく、短所や治療法もよく理解した上で、治療法を選択しなくてはなりません。何を優先するかによって治療法も変わってきますので、まずは当院までご相談ください。
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